提供:ネットギアジャパン

Wi-Fi 6Eに対応したコンシューマー向けの高性能・高スペック製品をいち早く提供 ネットギアジャパン 社長 杉田哲也 氏/ネットギアジャパン リテールセールス 森口亜紀 氏/ネットギアジャパン コンシューマセールス 廣田礼子 氏Wi-Fi 6Eに対応したコンシューマー向けの高性能・高スペック製品をいち早く提供 ネットギアジャパン 社長 杉田哲也 氏/ネットギアジャパン リテールセールス 森口亜紀 氏/ネットギアジャパン コンシューマセールス 廣田礼子 氏

今年9月に6GHz帯の無線LAN利用が解禁され、Wi-Fi 6Eに対応した様々な製品が各社から発売された。なかでもネットギアでは高性能のハイエンド製品を中心に商品展開を行っている。その戦略の理由と対応製品の特長について、同社の杉田社長および担当者に話を聞いた。

長年培ってきた独自技術により
最先端の性能を持つ商品を提供
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—日本のコンシューマー市場において、ネットギアが目指しているビジネス展開の方向性を教えてください。

杉田 インターネット回線の高速化が進み、すでに1ギガビット毎秒(Gbps)は当たり前になり、いよいよ本格的な10Gbps時代が到来しようとしています。また、今年の9月に6GHz帯のうち半分(500MHz幅)の無線LANでの利用が新たに認められ、一般家庭においてもWi-Fi 6Eに対応した端末が急速に普及していくと考えられます。そして近い将来、高速・大容量通信を生かした映像配信や、本格的なVR、メタバース等を利用したエンターテインメントや教育・ビジネス向けサービスも一般的になっていくでしょう。

ネットギアではこうしたニーズをいち早く先取りし、メッシュWi-Fiシステム「Orbi」シリーズをはじめ、Wi-Fi 6Eのメリットを最大限に引き出す高性能・高スペックの商品を展開することで、ストレスのない快適なWi-Fi環境を提供していきます。

写真:ネットギアジャパン 社長 杉田 哲也氏

ネットギアジャパン
社長

杉田 哲也

写真:廣田 礼子氏

ネットギアジャパン
コンシューマセールス

廣田 礼子

写真:Wi-Fi 6E対応の「Orbi9」シリーズ

—Wi-Fi 6E対応の「Orbi9」シリーズの最新モデルには、どのような特長があるのでしょうか。

廣田 まずWi-Fi 6Eのメリットとして、6GHz帯を使用することで、より多くの帯域とチャンネルをサポートするため、通信の高速・大容量化はもちろん、電波干渉が緩和され待機時間も少なくなります。また、これまで使用されていなかった周波数なので、混雑することなく快適な通信が可能です。

このたび発売されたOrbi9シリーズの最新モデルには、他にない、3つの大きな強みがあります。

1.業界初クアッドバンド + 10Gポート搭載

業界初のクアッドバンド(4つの周波数帯)を持ち、遅延のない安定した接続を提供します。Wi-Fiへの接続デバイス数が増える現代、さらに多い帯域を確保するため、4つの周波数帯(4つの通信トンネル)を持ち合わせており、遅延のない安定した接続を提供します。
また、Orbi9は、10G WANポートを搭載しており、高速かつ大容量が必要な8K動画やメタバース、ストリーミング配信などの安定した高速通信が可能となります。

2.専用バックホールでのWi-Fi通信で、広い範囲を高速にカバー

ネットギア独自の技術により、上記4つの周波数帯のひとつをルーターとサテライトを結ぶ専用バックホールとして割り当てるため、複数のデバイスをWi-Fiに接続しても遅延を感じることなく、さらにWi-Fiのカバレッジ範囲の拡大も快適につなげることができます。ご自宅のどこからの接続でも、Wi-Fi速度が影響されない、常に高速なメッシュWi-Fi環境を構築できます。

3.ネットワークとデバイスセキュリティー強化:NETGEAR Armor

ネットギアのコンシューマー向け製品のサービスとして、独自のセキュリティーソフト「NETGEAR Armor」がサブスクリプション(トライアル期間あり)で利用でき、家庭のWi-Fiセキュリティーだけでなく個々のデバイスも保護する高度な多層サイバーセキュリティーソリューションを付属しております。お手持ちのスマートホンやPCなどの端末も含めて、台数無制限にネットの脅威、ウイルス、ハッキング、フィッシングから保護できるようになっています。

杉田 ネットギアは米国で設立されて今年で26年になります。以来、長年にわたり最先端のネットワーク機器を開発・販売してきました。その過程で培ってきた技術やノウハウが私たちの強みであり、製品の価格はやや高めになりますが、Orbiシリーズのように常に最高水準の性能を求めるユーザーのニーズに応える製品を開発し提供し続けていきます。

Wi-Fiを活用して毎日の生活の中に
新たな楽しみ方を提案していく
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写真:森口 亜紀氏

ネットギアジャパン
リテールセールス

森口 亜紀

—ネットギアのオリジナル商品である「Meural Canvas (Meuralキャンバス)」の楽しみ方について教えてください。

森口 Wi-Fiの新たな活用法を提案するMeuralは、クラウド上にあるアート作品や写真を表示して楽しむことのできるデジタルディスプレーです。液晶画面でありながら、一見すると、油絵特有の凹凸感など、本物の絵画のような質感が再現できるのが最大の特長です。

これを実現したのが、1670万色が表現可能で、表面の反射や写り込みを抑えるアンチグレア液晶と、周囲の明るさに応じて輝度を自動調節するトゥルーアートテクノロジーです。これにより、部屋の中に違和感なく溶け込み、本当にその場に絵が飾ってあるかのように演出することができるのです。表示する絵の切り替えなどの操作は、モーションセンサーによって、画面に触れることなく縁にかざした手を動かしてコントロールできます。

表示できるのは自分で撮影した写真やデジタル作品はもちろん、サブスクリプション(年額8400円)に加入いただくことにより、美術館に収蔵されている有名画家の作品から新進気鋭のアーティストまで、クラウド上にある4万点以上の作品を楽しむことができます。キャンバスのサイズは現在3種類がそろっており、アートに興味がある方はもちろん、結婚祝いのプレゼント等にも利用され、喜ばれています。

杉田 このMeuralは、NFT(非代替性トークン)で購入した作品の表示にも対応しています。デジタルアートはコピーが簡単で、本物を見分けることが難しかったのですが、ブロックチェーン技術によりデジタルであっても世界に一つだけ、数点しかないものとしての価値を持たせることができるようになりました。なかには数億円で取引される作品もあります。今後こうしたデジタル作品の流通が拡大していくと予想しており、ネットギアでは作品を表示する「場」を提供するとともに、将来的にはデジタルアート市場の仕組み作りにも取り組んでいきたいと考えています。

—ゲームプレーヤーを対象とした「Nighthawk Pro Gaming」の特長の解説をお願いします。

森口 ゲーミングOSを搭載したゲーミングルーターNighthawk Pro Gamingを日本で販売しております。文字どおりゲームをプレーするユーザーのための高速通信に特化したモデルで、ゲームのトラフィックを他のトラフィックより優先させるなど、速度と遅延低減を最重視した設計を取り入れています。また、サーバーや対戦相手を選べるなど、他社にない独自のコントロール機能を備えた製品になっています。年末にはNighthawkブランドよりトライバンドを採用したWi-Fi 6Eルーター2機種の発売も予定しております。

—今後のコンシューマー向け市場の見通しについてお聞かせください。

杉田 ネットギアでは、これまでも常に快適なネット環境の構築をサポートするとともに、様々なIT技術を生かした豊かな家庭生活を送っていただけるような製品を提案してきました。

特に最近は新型コロナウイルス感染症の流行にともない、“ウィズコロナ”、さらには“ポストコロナ”を見据えて、よりネットを活用した生活様式やビジネススタイルが定着しましたが、この傾向はこれからもさらに加速すると考えられます。

そのためのソリューションとして、ネットギアが提供する最先端の製品・サービスがあることをもっと多くのユーザーに知っていただくとともに、何か困りごとがあれば、ぜひわれわれにお問い合わせいただければと思います。

写真:座談会風景(森口亜紀氏・廣田礼子氏・杉田哲也氏)

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