SFP+ポートには何を挿す?DACケーブル・光トランシーバー・RJ45モジュールの違い

SFP+ポート付きスイッチを選ぶ前に、必要な部材も確認しよう

SFP+ポートには何を挿す?DACケーブル・光トランシーバー・RJ45モジュールの違い

10G対応スイッチやマルチギガ対応スイッチを見ていると、製品仕様にSFP+ポートと書かれていることがあります。SFP+ポートは10G接続で使われることが多い拡張ポートですが、一般的なLANポートのようにLANケーブルをそのまま挿して使うものではありません。

SFP+ポートを使うには、接続したい機器や距離に合わせて、DACケーブル、光トランシーバー、光ファイバーケーブル、RJ45型の10GBASE-Tモジュールなどを選ぶ必要があります。

この記事では、SFP+ポート付きスイッチを検討するときに確認したい、DACケーブル、光トランシーバー、RJ45モジュールの違いを、購入前のチェックポイントとして整理します。

この記事でわかること

  • SFP+ポートとは何か
  • SFP+ポートにLANケーブルをそのまま挿せるのか
  • DACケーブル、光トランシーバー、RJ45モジュールの違い
  • RJ45ポート搭載スイッチを選んだ方がよいケース
  • 製品ページで確認したいポート種別

SFP+ポートとは?

SFP+ポートは、主に10G接続で使われる拡張ポートです。RJ45ポートのようにLANケーブルをそのまま挿すのではなく、用途に応じてケーブルやモジュールを装着して使います。

名前が似ているものにSFPがありますが、一般的にはSFPは1G接続、SFP+は10G接続で使われることが多いと考えると分かりやすいです。10G接続を前提にする場合は、仕様表で「SFP」ではなく「SFP+」と記載されているかを確認しましょう。

ポイント

SFP+ポートは、ポートがあるだけで接続が完了するわけではありません。接続先の機器、距離、使うケーブルやモジュールをセットで確認することが大切です。

SFP+ポートに挿す主な部材

SFP+ポートでよく使う部材は、主にDACケーブル、光トランシーバー、RJ45型10GBASE-Tモジュールです。どれを選ぶかは、接続先のポート種別と距離によって変わります。

DACケーブル

DACケーブルは、SFP+ポート同士を短距離で接続するためのケーブルです。ケーブルの両端にSFP+コネクタが付いたような形状で、一般的なRJ45ポートには挿せません。

同じラック内の機器同士、近い場所にあるスイッチ同士、スイッチとサーバーの短距離接続などに向いています。光トランシーバーと光ファイバーを別々に選ぶ必要がないため、近距離の10G接続では比較的シンプルに構成できます。

光トランシーバー+光ファイバー

光トランシーバーは、SFP+ポートに挿して使う小型の光モジュールです。光トランシーバーに光ファイバーケーブルを接続して、機器同士をつなぎます。

DACケーブルでは距離が足りない場合や、フロア間、部屋間、サーバールームとの接続など、距離のある接続に向いています。ただし、光トランシーバーの規格、光ファイバーの種類、コネクタ形状、対応距離を確認する必要があります。

RJ45型10GBASE-Tモジュール

RJ45型10GBASE-Tモジュールは、SFP+ポートに挿して、LANケーブル接続を行うためのモジュールです。スイッチ側にSFP+ポートがあり、接続先の機器がRJ45ポートの場合に候補になることがあります。

ただし、すべてのSFP+ポートで使えるとは限りません。スイッチ本体の対応可否、発熱、消費電力、接続距離、LANケーブルのカテゴリ、接続先機器の対応状況を確認してから選びましょう。

RJ45ポート搭載モデルを選んだ方がよいケース

接続先がPCやNASなどのRJ45機器であれば、無理にSFP+ポートをRJ45化するより、最初から10G対応RJ45ポートを備えたスイッチを選んだ方がわかりやすい場合もあります。

  • PCやNASをLANケーブルで直接10G接続したい
  • 接続先機器がRJ45ポート中心
  • 専用モジュールを追加したくない
  • できるだけシンプルな構成にしたい
  • 既存のLAN配線を活用したい

SFP+は便利なポートですが、すべての10G接続をSFP+で考える必要はありません。接続先がRJ45中心なら、10G対応RJ45ポートを備えたモデルも候補に入れると選びやすくなります。

DAC・光・RJ45モジュールの違い

SFP+ポートに使う主な部材を整理すると、次のようになります。

部材・ポート 向いている場面 注意点
DACケーブル SFP+ポート同士の近距離接続 長距離には向かない。スイッチや接続先機器との対応確認が必要
光トランシーバー+光ファイバー 距離のある接続、フロア間、サーバールーム接続 モジュール、光ファイバー、コネクタ、対応距離の確認が必要
RJ45型10GBASE-Tモジュール SFP+ポートをRJ45接続に使いたい場合 対応可否、発熱、消費電力、接続距離、ケーブルカテゴリの確認が必要
10G対応RJ45ポート PC、NAS、ルーターなどRJ45機器との接続 接続先機器とLANケーブルが10Gに対応しているか確認する

選び方の目安

近距離のSFP+接続ならDACケーブル、距離がある接続なら光トランシーバー+光ファイバー、RJ45機器とつなぐならRJ45モジュールまたは10G対応RJ45ポート搭載スイッチを検討しましょう。

製品ページで確認したい主な例

NETGEAR Storeで具体的な製品を確認する場合は、製品ページの仕様欄で、10G対応RJ45ポートとSFP+ポートの数を見比べると、必要な部材を判断しやすくなります。

ここでは「この製品がおすすめ」というよりも、ポート種別を確認する例として主なモデルを整理します。

製品例 確認したいポート 見方のポイント
MS510TXM マルチギガポート、10G対応RJ45ポート、SFP+スロット RJ45接続とSFP+接続の両方を確認したい場合の例
XS508TM 10G/マルチギガ対応ポート、10G SFP+ポート 高速機器を複数接続する場合に、RJ45系ポートとSFP+の有無を確認する例
XS516TM 10G/マルチギガ対応ポート、10G SFP+ポート 接続台数が多い場合に、10Gポート数とSFP+ポート数を確認する例
XSM4316S 10G RJ45ポート、10G SFP+スロット RJ45とSFP+を組み合わせる構成を確認する例

SFP+や10Gポートを備えたスイッチを確認する

接続先の機器や必要な部材を確認しながら、10G対応スイッチやスマートスイッチを選びましょう。

10G対応スイッチを探す スマートスイッチを探す

よくある質問

SFP+ポートにLANケーブルはそのまま挿せますか?

基本的には挿せません。SFP+ポートはRJ45ポートとは形状が異なります。LANケーブルで接続したい場合は、RJ45ポートを使うか、対応するRJ45型10GBASE-Tモジュールを使う必要があります。

SFP+ポートがあれば、追加部材なしで10G接続できますか?

できません。SFP+ポートを使うには、DACケーブル、光トランシーバー、RJ45モジュールなど、用途に合った部材が必要です。

DACケーブルと光ファイバーはどちらを選べばよいですか?

近距離ならDACケーブル、距離があるなら光トランシーバー+光ファイバーが候補になります。判断のポイントは、接続したい機器同士の距離です。

まとめ|SFP+ポートは必要な部材まで含めて確認する

SFP+ポートは、10G接続で使われることが多い拡張ポートです。ただし、一般的なRJ45ポートのように、LANケーブルをそのまま挿すものではありません。

SFP+ポートを使う場合は、近距離ならDACケーブル、距離がある接続なら光トランシーバー+光ファイバー、RJ45機器と接続したい場合はRJ45型10GBASE-Tモジュールが候補になります。

一方で、接続先がPCやNASなどRJ45機器中心であれば、最初から10G対応RJ45ポートを備えたスイッチを選ぶ方がシンプルな場合もあります。

SFP+ポート付きスイッチを選ぶときは、スイッチ本体だけでなく、一緒に必要になるケーブルやモジュールまで含めて確認することが大切です。

SFP+対応スイッチ・10G対応スイッチを確認する

SFP+ポートは、スイッチ間接続、サーバー接続、光ファイバー接続、10Gアップリンクなどで使われます。接続距離や用途に合わせて、SFP+対応スイッチや10G対応スイッチ、必要なモジュール・ケーブルを確認してみましょう。

SFP+対応製品を探す 10G対応スイッチを探す スマートスイッチを見る