NETGEARの保守サービスとは?メーカー保証との違いを解説
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メーカー保証があるのに、なぜ保守サービスが必要?
NETGEARの法人向けネットワーク製品には、メーカー保証が付いています。そのため「メーカー保証があるなら、有償の保守サービスはいらないのでは?」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
ただし、メーカー保証と保守サービスでは役割が異なります。メーカー保証は主に製品そのもののハードウェア故障に備えるものですが、保守サービスは、障害が発生した後の復旧方法や技術支援まで含めてネットワークの運用を支えるためのサービスです。
この記事では、NETGEARのメーカー保証で何がカバーされるのか、保守サービスとどう役割が違うのか、どのような場合に保守サービスを検討するとよいのかを、わかりやすく解説します。
この記事でわかること
- NETGEARのメーカー保証とは何か
- ハードウェア保証とテクニカルサポートの違い
- メーカー保証と保守サービスの役割の違い
- 法人ネットワークで保守サービスを検討する理由
- NETGEARの主な保守サービス(クイックデリバリー/オンサイト/オンコール)
- 保守サービスを検討した方がよいケース
NETGEARのメーカー保証とは?
NETGEAR製品には、製品ごとにハードウェア保証が設定されています。これは材質上および製造上の欠陥に対する保証で、保証条件を満たすハードウェア故障と判断された場合に、修理や交換などの対応対象となるものです。
保証期間は製品によって異なります。NETGEARの公式情報では、期間が無制限となるライフタイムハードウェア保証、販売終了後の一定期間を対象とするリミテッドライフタイムハードウェア保証、1年・2年・3年・5年などの期限付き保証といった区分が案内されています。お使いの製品がどの区分に該当するかは、製品ごとに確認が必要です。
また、運送・保管中の事故、乱用や誤用、改造、第三者による修理、自然災害などによる故障は保証の対象外として案内されています。外部電源やバッテリーなど、一部の部品が本体とは異なる保証期間となる場合もあります。
確認しておきたいポイント
保証期間や保証条件は製品によって異なります。ご利用中またはご購入予定の製品について、NETGEAR公式のハードウェア保証についてのページで各製品の保証条件をご確認ください。
ここで押さえておきたいのは、メーカー保証は主に「製品そのもののハードウェア故障」に備えるものだという点です。ネットワークをどのように復旧させるか、設定やトラブルについて誰に相談するかといった運用面は、保証とは別に考える必要があります。
ハードウェア保証とテクニカルサポートは別
保守サービスを検討するうえで特に重要なのが、ハードウェア保証の期間と、テクニカルサポートの無償提供期間は同じとは限らないという点です。
NETGEARの公式情報では、無償テクニカルサポートの提供期間は製品群によって異なると案内されています。LANスイッチ、ReadyNASストレージ、ビジネスルーター/ワイヤレス製品については、ご購入日から1年間が対象です(2019年5月1日以降のご購入分)。それ以外の製品群は、ハードウェア製品保証期間に準拠すると案内されています。
| 項目 | NETGEAR公式情報での案内 |
|---|---|
| ハードウェア保証 | 製品ごとに保証期間・区分が設定されている(ライフタイム/リミテッドライフタイム/期限付きなど) |
| 無償テクニカルサポート (LANスイッチ・ReadyNASストレージ・ビジネスルーター/ワイヤレス製品) |
ご購入日から1年間(2019年5月1日以降のご購入分) |
| 無償テクニカルサポート (上記以外の製品群) |
ハードウェア製品保証期間に準拠 |
ハードウェア保証 ≠ テクニカルサポート
「製品が保証期間内であれば、設定やトラブルについていつでも無償で相談できる」というわけではありません。たとえばLANスイッチの場合、ハードウェア保証が長期間設定されていても、無償テクニカルサポートはご購入日から1年間が対象です。2年目以降も設定やトラブルについて相談できる体制を確保したい場合は、有償のサポートサービスを利用する方法があります。
メーカー保証と保守サービスの違い
メーカー保証と保守サービスは、対象としている範囲が異なります。次の表で役割の違いを整理します。
| 比較項目 | メーカー保証 | 保守サービス |
|---|---|---|
| 主な目的 | ハードウェア故障への保証 | 障害発生時の復旧支援・技術支援 |
| ハードウェア故障 | 保証条件に基づいて対応 | ご購入されたサービス内容に応じて対応 |
| 代替機の発送 | 保証の手続きに基づく | クイックデリバリーで対応 |
| 現地での交換作業 | 対象外 | オンサイトで対応 |
| 設定・技術相談 | 無償テクニカルサポートの提供期間による | オンコールで対応(オンサイトにも含まれます) |
| 利用方法 | 製品に標準で付帯 | 必要に応じて別途ご購入 |
整理すると、メーカー保証は「製品そのものの故障に備えるもの」、保守サービスは「障害が発生した後の復旧や運用を支えるもの」と考えると分かりやすくなります。どちらか一方が上位というものではなく、役割が異なるものと捉えるのが適切です。
なぜ法人ネットワークでは保守が必要?
法人環境でネットワーク機器が故障した場合、影響はその機器だけにとどまらないことがあります。スイッチやルーターが停止すると、PC、WiFiアクセスポイント、NAS、サーバー、業務システム、POS端末など、その先につながっている機器や業務にも影響が及ぶ場合があります。
このとき問題になるのは「交換してもらえるかどうか」だけではありません。どのような方法で、どれくらいの時間で復旧できるかという点も重要になります。たとえば次のような環境では、復旧までの流れを事前に決めておくことが運用のしやすさにつながります。
- オフィスのネットワークを社内の少人数で運用している
- 店舗でPOSや決済端末がネットワークを利用している
- 複数拠点にネットワーク機器を設置しており、現地にすぐ行けない
- 機器の設置場所が高所やラック内で、交換作業に手間がかかる
ポイント
法人ネットワークでは「保証期間」だけでなく、「障害が発生した場合にどのように復旧するか」まで考えておくことが重要です。復旧の手段を用意しておくことで、想定外の停止が起きた際にも落ち着いて対応しやすくなります。
NETGEARの3つの保守サービス
NETGEAR STOREでは、役割の異なる3種類の保守サービスを取り扱っています。それぞれ対象としている場面が違うため、自社の運用体制に合わせて選ぶことができます。
| サービス | こんな方に | 主な役割 |
|---|---|---|
| クイックデリバリー | 交換作業は自社で対応できる | ハードウェア故障と判断された場合に、交換用の代替機をご指定の場所へお届けする(交換作業はお客様ご自身で実施) |
| オンサイト | 現地での交換作業まで任せたい | NETGEAR指定のサービスエンジニアが設置場所へ訪問し、障害機器の取り外しから代替機の設置・設定復元・疎通確認まで対応 |
| オンコール | 設定やトラブルを相談したい | 製品の設定やトラブルシューティングについて、メーカーサポートへ相談できる技術支援サービス |
クイックデリバリーとオンサイトは、いずれもハードウェア故障と判断された場合の復旧を支えるサービスですが、交換作業を自社で行うか、サービスエンジニアに任せるかが大きな違いです。一方でオンコールは、機器交換ではなく設定や障害切り分けの相談を目的としたサービスです。
ご購入前にご確認ください
各サービスには対象製品や対象外となる製品、提供期間などの条件が設定されています。オンコールは対象となる製品ごとにカテゴリーが分かれているため、お使いの製品型番に対応したライセンスをお選びください。詳細は各カテゴリーページでご確認いただけます。
あわせて読みたい関連記事
サービスの選び方や対応する商品の特定方法は、シリーズの他の記事で解説しています。
保守サービスを検討した方がよいケース
こんな場合は保守サービスを検討
- ネットワークの停止が業務に大きく影響する
- 店舗や複数拠点でネットワーク機器を利用している
- 社内に機器交換を行える担当者がいない
- 障害発生時の復旧までの時間をできるだけ短くしたい
- 設定や障害についてメーカーへ相談できる体制を確保したい
メーカー保証を中心に運用する方法も考えられるケース
- 自社で予備機を用意している
- 自社で機器の交換から設定まで対応できる
- ネットワーク停止による業務への影響が比較的小さい
保守サービスは、すべての環境で必ず必要になるものではありません。ご利用環境、ネットワークの重要度、社内の運用体制に応じて判断するのが基本的な考え方です。まずは「障害が起きたとき、誰がどう対応するか」を整理してみると、必要なサービスが見えてきます。
製品購入後はユーザー登録も忘れずに
NETGEAR製品をご購入後は、ユーザー登録(製品登録)を行っておくことが重要です。NETGEARの公式情報では、テクニカルサポートの提供にはご購入後のユーザー登録が必須であると案内されています。ハードウェア故障による機器交換の際にも必要とされています。
ユーザー登録は購入後30日以内に
NETGEARの公式情報では、テクニカルサポートを受けるためには購入後30日以内のユーザー登録が必要と案内されています。また、ユーザー登録を行わなかった場合、ハードウェア保証期間は製造年月から1年間に限定されるとされています。製品が届いたら、できるだけ早めに登録を済ませておくことをおすすめします。登録方法や条件はNETGEAR公式のハードウェア保証についてのページでご確認ください。
よくある質問
メーカー保証があれば保守サービスは不要ですか?
必ずしもそうとは言えません。メーカー保証と保守サービスは役割が異なります。メーカー保証は主に製品のハードウェア故障に備えるものですが、保守サービスは障害発生後の復旧方法や技術支援を対象としています。障害時の復旧までの時間を短くしたい、現地での交換作業まで任せたい、設定について相談できる体制を確保したいといった必要があるかどうかで判断するとよいでしょう。自社で予備機を用意し、交換作業まで対応できる場合は、メーカー保証を中心に運用する方法も考えられます。
クイックデリバリーとオンサイトの違いは何ですか?
大きな違いは、機器の交換作業を誰が行うかです。クイックデリバリーは、ハードウェア故障と判断された場合に交換用の代替機をご指定の場所へお届けするサービスで、交換作業はお客様ご自身で実施していただきます。オンサイトは、NETGEAR指定のサービスエンジニアが設置場所へ訪問し、機器の取り外しから代替機の設置・設定復元・疎通確認まで対応します。それぞれの詳細な対応内容や対象製品は、各カテゴリーページでご確認ください。
オンコールはハードウェア交換サービスですか?
いいえ、オンコールの主な目的は、製品の設定やトラブルシューティングなどについてメーカーサポートへ相談できる技術支援です。代替機の発送や現地での交換作業を目的としたクイックデリバリー、オンサイトとは役割が異なります。機器交換への備えと技術相談の体制は、それぞれ別に検討することになります。
どの保守型番を選べばよいですか?
お使いのNETGEAR製品と、ご希望のサービス内容によって異なります。保守サービスは対象製品ごとに型番が分かれており、たとえばオンコールでは対象製品ごとにカテゴリーが設定されています。ご購入前に、お使いの製品型番に対応した保守型番かどうかをご確認ください。各カテゴリーページに対象製品や型番の確認方法を掲載しています。
まとめ
メーカー保証と保守サービスは、どちらかを選ぶものではなく、役割が異なるものです。最後に、それぞれの主な役割を整理します。
| 選択肢 | 主な役割 |
|---|---|
| メーカー保証 | 保証条件に基づき、製品のハードウェア故障に備える |
| クイックデリバリー | 交換用の代替機を受け取り、自社で交換したい |
| オンサイト | 現地での機器交換・設定復元まで任せたい |
| オンコール | 製品の設定やトラブルについて相談したい |
NETGEAR製品にはメーカー保証が付いていますが、保証期間と無償テクニカルサポートの提供期間は同じとは限りません。また、保証は製品そのものの故障を対象とするもので、復旧の方法までは含まれません。
法人ネットワークでは、保証期間だけでなく「障害が発生した場合にどう復旧するか」まで考えておくことが重要です。自社の運用体制とネットワークの重要度を踏まえて、必要な備えを検討してみてください。
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